はじめに
結婚当初は優しくて話を聞いてくれるところが好きだったのに、子どもが生まれた後は頼りなく見えてしまい、「パートナー選びを間違えた?」と思ったことはありませんか?
実は、私自身がそう感じたことがあります。
第一子出産後、夫が赤ちゃんの鼻吸い器をキッチンクリーナーで拭こうとした瞬間、「赤ちゃんの使うものなのに!」と強い怒りが湧きました。
そこから夫への信頼が揺らぎ、コミュニケーションも減り、夫の悪いところばかりが目につくようになったのです。
しかし、復職後に家事育児を分担するうちに少しずつ関係が改善。改善するも、第二子、第三子の出産のたびに産後クライシスの状態に陥る…
そして第三子の育休中、「これは夫の問題ではなく、私の視野の問題かもしれない」と気づきました。そこでポジティブ心理学の考え方を取り入れ、夫婦関係を見直してみることにしました。
本記事では、「クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)」を活用した夫婦の関係改善法について、私の経験を交えてご紹介します。
夫の弱みではなく、強みに目を向ける
夫婦関係がギクシャクする原因の一つは、「相手の足りない部分ばかりが目につくこと」です。しかし、それは「弱み」ではなく、「自分と違う強みがあるだけ」なのかもしれません。
ポジティブ心理学では、あるものに目を向けることが重要だとされています。それを実践するために、私は夫と一緒に「ストレングスファインダー」という診断を受けました。
クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)とは?
クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)は、米国のGallup社が開発した診断ツールで、人の才能を34の資質に分類し、それぞれの強みを見つけることができます。診断結果は、大きく次の4つのカテゴリに分類されます。
- 人間関係構築力(つながりを大切にする資質)
- 影響力(周囲を動かす資質)
- 実行力(計画を実現する資質)
- 戦略的思考力(深く考え、最適解を見つける資質)
私と夫の診断結果
私たち夫婦の診断結果を見てみると、まったく違う強みを持っていることがわかりました。
私の上位資質は「着想」「包含」「調和性」など、人と関わりながらアイデアを生み出すことに長けているタイプ。 一方、夫の上位資質は「分析思考」「責任感」「回復思考」。物事をじっくり考え、慎重に行動するタイプでした。
これまで、「なんでこんなに腰が重いの?」と思っていた夫の行動は、分析思考を大事にしていたから。私の直感的な動きに夫が戸惑っていたのも、慎重に考えた上で動きたかったからなのです。
診断を受けたことで、「自分と違う=悪い」ではなく、「違うからこそバランスが取れる」という視点に切り替えることができました。
夫婦で強みを活かす関係性へ
診断結果を踏まえ、夫の強みを活かす形で家事育児の分担を見直しました。
- 私のアイデア力 × 夫の分析力 → 私が考えた計画を夫が精査して実行する
- 私の柔軟さ × 夫の責任感 → 子どもの突発的な予定変更にも、お互いの強みを活かして対応
このように、それぞれの得意分野を活かして役割を調整すると、「できないことを責める」のではなく「お互いを補い合う関係」へと変化しました。いや、変化している最中です、が正しい表現ですね。
まとめ
「パートナー選びを間違えた?」と思ったとき、それは相手の問題ではなく、自分の視点を変えるチャンスかもしれません。
- 相手の強みに目を向ける
- 違いを知り、お互いを補い合う関係を築く
- クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)を活用し、役割分担を見直す
夫婦は他人同士だからこそ、違いがあるのは当然です。しかし、その違いを「弱み」と捉えるのではなく、「強み」として活かすことで、より良い関係を築くことができます。
ぜひ、クリフトンストレングス(ストレングスファインダー)を活用して、夫婦の新たな可能性を見つけてみてください。
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